不動産物件は決して安い買い物ではありません。そのため、購入資金に関しては慎重に計画を立てるようにしましょう。
多くの方は住宅を購入するための資金を借り入れることになると思います。ローンを組む際には月々の収入と照らし合わせ、現在だけではなく購入後の生活についても予想しながら検討してみることをおすすめします。
住宅ローンについて
不動産物件を購入しようとする場合は、住宅ローンを利用するのが一般的です。
住宅ローンは様々な種類があるので、自身の経済状況を把握した上で金融機関の専門家や不動産業者に相談しながら選ぶようにしましょう。
諸経費について
購入費用の検討の際には、物件価格だけで考えないように気をつけてください。
物件費用だけではなく、登記費用やローン保証料・税金・仲介手数料などの諸経費も必要です。一般的に、諸経費は物件価格の約7~8%の金額がかかるといわれています。
頭金が必要
購入資金の大部分を借入金で済ませる場合でも、頭金としてまとまった金額の用意は必要です。借り入れ後の返済計画をとともに、頭金についての資金計画も忘れずに。頭金の相場は購入しようとしている物件価格の10~20%が最低必要額といわれています。
返済額を考える
1年の返済額を年収の20%~30%とするのが、一般的に無理のないローンの返済計画です。この数値を目安に、毎月とボーナス月それぞれどれだけ支払い可能なのかを一度算定してみましょう。ただし、ボーナスや残業手当といった不定期の収入は、変動がありますので、計画に組み込まない方が無難です。
また、住宅に関する毎月の支出はローンの返済だけではありません。マンションなどでは管理費や共益費、修繕積立金、駐車場代なども含めて考える必要があります。