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価格決定の仕組み

物件の売却・賃貸を行う場合に、価格設定には頭を悩ませられます。売却・賃貸運営を成功させるためには、設定した価格に「根拠」があり、契約者が納得できるものでなければなりません。まずは、査定・価格決定の方法について、簡単に確認しておきましょう。

売却物件の価格

売却物件の価格査定の方法には「簡易査定」「訪問査定」の2種類があります。
簡易査定のみで算出された査定金額は、実際の虚勢価格とは異なることがほとんどです。正確な査定価格を知るためには訪問査定を行いましょう。

簡易査定による価格決定

簡易査定は、物件の築年数、周辺の売り出し事例や成功事例、その土地の公示地価などの基礎データを参考にして価格を算出します。現地調査を行わないため、調査の結果が出るのは早いのですが、周辺環境などの不動産の個別性については考慮されないため実勢価格とズレが生じる可能性があります。あくまで目安という気持ちで行うとよいでしょう。

訪問査定による価格決定

訪問査定は、簡易査定で用いた基礎データに加え、周辺環境が考慮されるため実勢価格に近い価格が算出されます。また、疑問が生じた際も、査定時に直接質問・相談を行うことができます。

家賃の価格

家賃は、「積算」「比較」といった2つの方法により決定されます。ただし、適正家賃を設定するためには様々な要素を詳細に検討することが必要ですので、不動産業者に賃料の査定を依頼すると、より精度の高い数値を出すことができます。

積算による価格決定

積算による月額家賃の算出方法とは、賃貸住宅建設に必要な費用から月額家賃を算出する方法です。土地の費用と物件の建設費、借入金額と金利に貸主の利益を足した数値を償却期間で割った額を月額家賃とします。
ただし、この場合でも相場との調整がありますので、「比較」の方法で最終的な調整を行います。

比較による価格決定

比較による月額家賃の算出方法は、対象物件に類似した物件の家賃から平均し、それを立地や間取り、経過年数などの条件で調整して月額家賃を算出します。賃料もしくは有効居室面積の坪単価による比較を行うのが一般的です。