いろいろな情報を集めよう
いい物件に出会うためには、少しでもたくさんの物件を見ることが必要です。
より多くの物件情報を調べる方法として代表的なものに「インターネット」「物件情報誌」「不動産屋に直接出向く」というような方法があります。この中でもインターネットによる検索方法は、希望の条件の物件を簡単に抽出できますので、大量の物件情報の中から物件を絞り込むには最適のツールでしょう。
自分の希望をしっかりさせよう
様々な物件の中から物件を探す際には、はじめに自分の希望条件を明確にすることが必要です。「必ず満たしたい条件」などを最初に決めておき、希望の物件を素早く決めてしまえるように準備しておきましょう。良い物件があっても「迷っている間に他の人で成約済み」ということも珍しくありません。
費用について
まずは「希望家賃(理想価格)」と「上限家賃(これ以上は出せないという価格)」を設定して物件を絞り込んでみましょう。ちなみに、家賃は「収入(月収)の3分の1以下」が目安だと言われています。
地域・沿線・路線について
公共の交通機関を利用している場合は、物件から最寄りの駅やバス停への距離の確認も重要です。また、駅を指定してその周辺の物件を探すよりは「A駅~B駅の間」というようにある程度幅を持たせておいた方が、多くの選択肢から物件を選択することができます。
設備について
部屋の設備は物件によってかなり異なりますので、必要な設備には優先順位を付けておくと探しやすいでしょう。アパートやマンションのような集合住宅の場合は、部屋の中だけではなくエレベーターの有無や老化の証明など、建物全体の設備もチェックしておきたいところです。
確認しておくと良い代表的な設備としては、以下のようなものが挙げられます。
- バス・トイレの位置
- バルコニーの有無
- 室内洗濯機置き場の位置・広さ
- ロフトの有無
- インターフォン・TVモニタの有無
- 冷暖房器具の有無
- コンロの種類
(都市ガス・LPガス・電気コンロ) - 窓の位置・大きさ・採光具合
- コンセント・電話線・TVアンテナの位置
- オートロックの有無
- エレベーターの有無
- クローゼットや押し入れ
- ポストの位置
間取り図の見方
実際に部屋を内覧する際に最も参考になるのが間取り図です。近年では、部屋の様子を写真で取って詳細に紹介するケースも増えていますが、部屋の全体像を俯瞰で見るには間取り図が最も適しています。
ただし、間取り図を信用しすぎるのも危険です。例えば、「図ではAの物件の方が広く見えるが、実際の面積はBの方が広い」というようなことも珍しくありません。部屋の広さは専有面積で比べるようにしましょう。また、詳細な各寸法が記されているわけではありませんので、間取り図だけで家具の配置などを決めてしまうと家具のサイズが合わず後で困る可能性があります。内覧し、実寸を計ることも忘れずに。
間取り図のチェックポイント
- 部屋の数、部屋の形
- 窓の向き、部屋全体の窓の数
- トイレやバス、キッチンなどの位置関係
- 現在の自分の家具や家電と引越し後の配置について
下見に向けて
どんなに詳細な物件情報を得ていたとしても、実際の部屋を確かめずに契約することはおすすめできません。インターネットや情報誌はあくまでも下見の対象となる物件を絞るための前段階と捉えましょう。
下見の際には、不動動産会社に直接希望条件を伝えることになりますので、希望条件を分かりやすく説明できるようにしておきます。意外な堀出し物の物件を紹介してもらえるかもしれません。