気持ちよく新生活を始めるためにも、引越しの挨拶は忘れずに行うようにしましょう。これまでお世話になった方への挨拶はマナー・礼儀でもありますし、新しい土地に早く慣れるためにも近所の方にはよい印象を残しておきたいものです。
旧居での挨拶
旧居を離れる前に、お世話になった近隣の方々へこれまでの感謝の気持ちを伝えておきましょう。また、引越しの際に荷物の運び出し作業・トラックの音などでご迷惑をかけるかもしれませんから、予め断っておくという意味もあります。
そのため、挨拶は引越し日の1週間前~前日までを目安に済ませておくとよいでしょう。特にお世話になった方には感謝の気持ちとして菓子折りなどを添えて挨拶に行ってもよいかもしれません。ただし、あまり高価なものは控え、お菓子の詰め合わせや日用品など1,000~2,000円程度の品がよいでしょう。
新居での挨拶
挨拶の時期
引越し当日は作業で騒がしくなることもありますので、引越し日の前日までに挨拶ができればベストでしょう。ただ、引越し先が遠方だと前日までの挨拶が無理な場合もありますので、一般的には引越し当日か翌日に挨拶ができれば十分です。
挨拶の範囲
集合住宅の場合は、自室の上下左右4軒に挨拶に伺うとよいでしょう(角部屋の場合は二軒先の隣の部屋まで)。
一軒家の場合は、自宅の向かいのお宅と両隣に挨拶に伺います。
挨拶の品
新居先での挨拶には、簡単な品物を添えて挨拶に行くのが一般的です。ただし、旧居先での挨拶同様に高価なものは逆に敬遠される恐れもありますので注意してください。 代表的な引越し挨拶の品として以下のようなものが挙げられます。
- タオル
- 洗剤
- 和菓子
- そば
- ビール券やお米券
- 旧居周辺の名産品や特産品
挨拶状-遠方の方への挨拶-
遠方に住む友人・知人にも引越しのお知らせと新住所を知らせておくようにしましょう。送り先が多く宛先を書くのが大変な場合は、専門のサービスを行っている業者に頼むこともできます。
挨拶状の項目例
- 1時候の挨拶
- 2引越しの報告
- 3引越しに関する説明
- 4来訪のお誘い
- 5日時
- 6新居の郵便番号・住所・電話番号
- 7家族全員の名前
挨拶状の項目例
転居のお知らせ
拝啓 ○○の候、皆様にはますますご清栄のこととおよろこび申し上げます。
この度、私どもは下記へ転居いたしましたので、お知らせいたします。○○線○○駅から徒歩で5分ほどの場所になりますので、お近くへお越しの節は、ぜひお立ち寄りください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
敬具
平成 年 月 日
平成◯◯年○月
新居の郵便番号・新居の住所
新居の電話番号
家族全員の名前